低い利率、早期の減価償却、あるいははなぼなしい戦略設計などによって、炊飯器が売れたのではなく、市場性の高いラジオが製造されたのでもなく、コンピューターのマイクロ符号の手直しができたのでもなく、低コストで電子オルガンが製造されたのでもなく、あるいは効率的な動力タービンができたわけではないのです。
〈行政指導〉によって、満足できるピストン・リングが鋳造できたわけではないし、ソニーのように何もないところから信頼性の高い半導体を作り出せたわけでもない。
すべての偉大な産業帝国のルーツを探る時、そこに発見されるのは、まるで動こうとしない機械と格闘し、苛立ち、疲れ果てた、汗まみれの企業家の姿です。